rmdir：ディレクトリを削除するLinuxコマンド

rmdir (remove directory)コマンドとは

　「rmdir」コマンドを使うと、ディレクトリを削除することができる。「rm」コマンドとの違いについても紹介する。

書式

$ rmdir ［オプション］［ディレクトリ名］

rmdirコマンドのオプション

　rmdirコマンドで良く用いられるオプションには以下のようなものがある。

使用例

directory_name1を削除する。

$ rmdir directory_name1

親ディレクトリparent_directoryも含めて、directory_name1を削除する

$ rmdir -p parent_directory/directory_name1

$ rmdir -pv parent_directory/directory_name1

削除したディレクトリ名を表示する

$ rmdir -v directory_name1

空でないディレクトリ削除時のエラーメッセージを表示しない 。

$ rmdir –ignore-fail-on-non-empty directory_name1

rmdirでは空でないディレクトリの削除はできない（rmコマンドとの違い）

　「rmdir」コマンドでは、ディレクトリ内にファイルがある場合には、「ディレクトリが空ではありません」という
エラーメッセージが表示され、削除する事ができない。ディレクトリ内のファイルを含めて削除する場合には、　

$ rm -r directory_name1

のように-rオプションを用いた「rm」コマンドで削除できる。

終わりに

　今回は、ディレクトリを削除するLinuxコマンドについて紹介した。頻繁に用いるLinuxコマンドの一覧とこれまでに整理したコマンドへのリンクまとめについては、

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