「スポーツの日」とは?

「スポーツの日」とは?

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「スポーツの日」とは?

 今年も師走を迎え、残り1か月となり、2020年のカレンダーも目にする機会が多くなった。めくってみると「スポーツの日」が2020年は7月24日(金)になっており、気になったので経緯について調べてみた。

東京オリンピック・パラリンピックを機に祝日の「体育の日」の名称が変更され「スポーツの日」に

 1964年の東京オリンピック開会式が行われた10月10日が1966年から「体育の日」として祝日になった。2000年からはハッピーマンデー制度により連休を増やすために、10月の第2月曜日が「体育の日」とされてきた。50年以上続いた「体育の日」の名称は、国民の祝日に関する法律が改正され、2020年から「スポーツの日」に改められる。

 祝日法はスポーツの日の意義を「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」としている。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催も機に、世界で使われている「スポーツ」の言葉を使い、「スポーツの価値」を世界の人々と分かち合おうといった理由から、2018年に議員立法により改正された。

国民の祝日について(内閣府)

2020年だけ祝日移動の法律で「スポーツの日」は7月24日に

 「体育の日」は10月の第二月曜日であるが、「スポーツの日」になっても変わらない。ただし、2020年だけは7月24日がスポーツの日になり、代わりに10月の祝日はなくなる。2021年以降は10月第2月曜日に戻る。これは東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、2020年に限って開会式や閉会式の前後に祝日を動かす法律による。開会式当日の7月24日(金)がスポーツの日になる。本来、7月第3月曜日の祝日「海の日」は7月23日(木)に移動される。本来、8月11日(火)の祝日「山の日」も閉会式翌日の8月10日(月)に移動される。観光客が増え、海外の要人も多く訪れる開会式・閉会式の前後の交通量を減らし、大会をスムーズに運営する狙いがあるとされている。

 この移動により、2020年は7月23日(木)~26日(日)の4連休(夏のシルバーウィーク)が実現する。代わりに10月は祝日が全くなくなる。

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