GENERIC MAPPING TOOLS とは?
GMT(Generic Mapping Tools)はハワイ大学で開発され、全世界で広く利用されているフリーのマッピングソフトです。地図上に様々な情報を表示する多くの分野で利用されており、WindowsやMacでも動作するので便利です。ポストスクリプトを用いたサンプルなどは広くホームページ上に公開されており、参考になるものが多くある一方で、Windows版では主にバッチファイルを用いることになり、参考になるサイトが少ないようです。そこでここでは、Windows OSでGMTを用いて作図することを取り上げていきたいと考えています。なお、バージョンアップなどによりここで挙げたサンプルバッチファイル等は今後正常に動作しない可能性がありますが、その場合はご容赦下さい。GMTに関する最新の情報については
をご参照下さい。
例えば、以下のようなバッチファイルからは、上図のような図面を作成することができます。
@echo off
set psfile=sample_0.ps
set range=125/147/30/46
set scale=M16
gmtset MEASURE_UNIT cm
gmtset PAPER_MEDIA a4+
gmtset OUTPUT_DEGREE_FORMAT D+
gmtset PLOT_DEGREE_FORMAT D
gmtset LABEL_FONT_SIZE 8p
gmtset BASEMAP_TYPE = plain
gmtset FRAME_WIDTH 0.15c
grdimage EastAsia.grd -Csrtm.cpt -IEastAsia_l.grd -J%scale% -R%range% -P -V -K -X2.0 -Y5.0 > %psfile%
pscoast -J -R -Ba2f2g0SnWe -Df -Na -W0.35p -L134/42/42/500 -P -O -V >> %psfile%
del *.gmt*